唄に想いを込めて


家に帰ってから私は一気に曲を書き上げた


今日あんなことがあったせいか音が溢れて止まらなかった




次の日の放課後



「これ!昨日、1曲かいたの!」


「……好きなやつと良いことあったの?

昨日の用事って…それ?」


なぜかとても不機嫌な三島くん


「………俺のことを翔って呼ばないと、この曲唄わない」


「急に…どうしたの?」


「……っいいから呼んでよ」

そう言った三島くんがとてもつらそうで


「……しょ…う…」

「もう一回」

「……っ翔」

「何?奏」

ッ………!///
彼はとても綺麗に笑った

私じゃない好きな人がいるのに、私に名前を呼ばれて喜ぶとか止めてほしい

これ以上私を好きにさせないで










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