そんなのいらない。【完】
1日連絡が来ないのは初めてだった。


高校時代、毎日顔合わせるのにおはようメールは欠かさなかったヒロト。


"私、怒らせた?"


そんな事を思っても、仕事は忙しく、日々慌ただしく過ぎて行く。


次の週、やっと休みがきた。


あの日以来、ヒロトは夜私の家に来る事もなく、まったく連絡も通じなかった。



"こんなの初めて…ヒロト…もぅ私なんて好きじゃないのかな…"

そぉ思う様になっていた。



その日は1日中部屋に居た私。

-ピンポーン-


インターホンの音で目を覚ました。



"いつの間に寝てたんだ…"

ボーっとする頭を軽く撫でて寝癖を直しながらドアを開けた。
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