そんなのいらない。【完】
私が店に入って40分位経った頃店の扉が開いた。


『らっしゃぃ公平!(笑)』

『ばんちゃっす〜!』


いつもの陽気な公平が入って来た。

「久しぶり〜。また新しい彼女?」

『ぁあ、今日は参ったよ…』

そう呟き、私の隣に座った。

すぐるさん、私、公平の順で座り乾杯し直した。


『で?今回の女は妬き持ち半端ないのか?』

ニヤニヤしながら公平に問うすぐるさん。


私もニヤけてしまう(笑)



『そぉなんすよね〜。同じ職場なんすけど、束縛激しくて…理恵の事やたら聞かれて参った参った。』

苦笑いで話す公平。

「めんどくさー。」


『出た出た、理恵ちゃんのめんどくさい発言!(笑)』

『今回ばかりは俺もめんどくさいって思った!何か俺の携帯勝手に見てるみたいだしよ。疲れるわ。』


すぐるさんのツッコミに公平が答えた。

「あはは(笑)信頼関係ゼロ!(笑)」


私とすぐるさんはケタケタ笑った。



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