そんなのいらない。【完】

「いつ戻って来たの？」

私はキッチンでコーヒーを落としながら渡に聞いた。


『昨日の朝着いたんだ！理恵ちゃんの実家に昼間寄ったら今一人暮らししてて会社の近くに住んでるって聞いたから待ち伏せしてた！』

満面の笑みで答える渡。



「こっちで就職？」


コーヒーを入れたマグカップを机に起き私もソファーに座った。


『ありがとう。うん！理恵ちゃんの会社に内定決まったんだよ！』


「えぇ？？？！！」


『あはは(笑)予想通りの反応だね！』


「また急な報告だね。」


『うちの父さん、理恵ちゃんの会社の社長と幼なじみで俺の語学力で内定バッチシ！』


「すごいなぁ(笑)」


『明日からこのアパートにすむよ！』


「早っ！？」


『働くのは来年の春からなんだけどね！俺は一足先に帰国したんだ♪』


「そかそか〜。これから宜しくだね！」







私の日常生活波乱の幕開け……


渡によって厄介に…