そんなのいらない。【完】
――――
――――――


公平の話によると…



酔っぱらっていく私を見かねて、すぐるさんが公平を呼んだ。



爽やか君は公平が来た時に帰した。



そして、すぐるさんと公平は酔い潰れた私をアパートまで送ってくれて…




公平は終電をなくしたので私の家で寝ていた。




みたい……………。



『マヂ質わりぃよ!』


「すんましぇん…」


反省する私。



そして、ある事を思い出した。



「ね!公平が店来た時、いつものカウンター席にヒロト居た?!」



公平はタバコを冷静にくわえて火を着けた。



『…居た。』



「アチャー……」



『え?何で凹む?』



「あっ、そか!」


私よりヒロトの方が酒に強く、二人で飲むといつも私が先に潰れたから次の日よく文句言われてたなぁ…


でも、今は関係ないし…








チクッ------


胸が痛い。

今更なんなの?





< 38 / 66 >

この作品をシェア

pagetop