そんなのいらない。【完】
『理恵さ、ヒロトとはもぅいいんか?』



「え?」


公平がヒロトの話をしてくるのは初めて。


別れた時だって何も言ってこなかった。



『アイツさぁ…後悔してるみたいよ?』


「…何に?」


『別れた事。』


「でも、すぐ彼女出来てたじゃん!向こうに好きな人が出来て別れたんだよ?今更、ヒロトが後悔する意味が分かんない!ていうか、フラれた私が何でヒロトの事気にするわけ?!そぉいうのが面倒くさい!!」


一気に喋った私は公平の返事も聞かずにベッドへ滑り込んだ。


"今更…もぅ、3年も経ってんのに何?!"



私の心が掻き乱される…


苦しい…

ヒロトの事を考えると苦しくてたまんない。








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