そんなのいらない。【完】
その後、飲み続けていて気付けば23時を回った頃だった。


表ののれんを片付けて中に入って来たすぐるさんが言った。


『おい、すげぇ雪だぞ!こりゃ、電車止まるだろうな。』


『マヂっすか?!うわぁ…理恵んち泊まるんかぁ…。』


「嫌なら野宿すれば?」


『喜んで泊まらせて頂きます!』


公平はカウンターに手を着き、頭を下げた。


「それでよろしい(笑)」




そんな事で、公平が泊まる事になった。




< 47 / 66 >

この作品をシェア

pagetop