そんなのいらない。【完】
『やだぁ!聞いてたんですか?』

『バッチリですよ(笑)』


目の前で岸本さんと爽やか君が喋りだした。



"さて、帰るか…"


私は軽く会釈してその場を去ろうとすると爽やか君が声を掛けてきた。

『ぁっ、天野さんでしたよね?』

「はぁ…そぉですけど。」


私は振り返り返事をした。

『毎週木曜日にいらっしゃるんですか?』

「ぇえ、まぁ休みですから。」

『じゃぁ、また来週お待ちしてますね。』

満面の笑みでそう言うと爽やか君は去って行った。


"何なんだろぉ…?"



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