エンドレスリピート
「ちょーいちょい。待てよ、ゴミ」
笑いながらその1人はこちらを睨んだ。
「な、なに?」
「いやー、あのさー、おれ今日ちょっとお金忘れてきちゃってさぁ」
購買で焼きそばパン買ってきてくれない?と言ってきた。
「な、なんで、僕が?」
「ん?口答えする気?さっさと行ってこいよ。優しいおれがゴミにも人のためになれること、やらせてあげようと思ったのに」
「…...僕は、ゴミなんかじゃ」
「え?お前、なに言ってんの?」
ニコリと笑ったソイツは僕をガンと蹴り飛ばした。
「いいから、行ってこい?」
その顔は、とても怖くて逆らえなかった。