君さがし
、、あぁくるな
そう予知した
ーードタドタドタ
すごい勢いで階段を駆け上がる音が聞こえてくる
僕に兄弟はいないから
来るとしたらお父さんかお母さん
でも、両者ともこんなドタバタと上がれるような体力はもうない
だとしたら答えはただ1人
ーーバンッ
もも「ねぇ幸太!!聞いてよ!」
勢いよく扉を開け僕の目の前に現れた君
そう、先程僕のLINEに大量にスタンプを送った張本人
「なんだよ、、もも」
こんな時間にインターホンも押さず
両親からも怪しまれることなく俺の部屋に一直線に来れるやつは
こいつと、誠也くらいだ
もも「まさきと別れたー!!!!」
まさき、とはこいつが付き合ってたやつだ
ももにとって2人目の彼氏
「なんでだよ?」
僕がそう聞くと
彼女は黙って俯いた