コンビニの遠藤君
変化
家に帰って、しばらくぼーっとしていた。
そのうちに二人とも起きてきたので、朝ご飯を用意した。
さっきの事は、とりあえず考えないことにする。
コンビニで買ったご飯とお味噌汁に冷蔵庫にあったお漬物と卵焼き。
手作りは卵焼きのみの手抜き。
それでも立派な朝ご飯だと思う。
「あー。二日酔いの朝にはこれだよね~。」
嬉しそうに美咲はしじみのお味噌汁をすすっている。
「朝が和食は贅沢だよな。」
藤木君もうんうんとうなずいている。
「ほんとはお味噌汁とかも手作りするのが女子力なんだろうね。」
食器だって足りないからご飯だってパックのまんまなのに感動してくれる二人に苦笑する。
「いや、彼女でもないのにそこまでされたらちょっと引くな。」
「あ、分かる。あざといって感じるし、重たいかも。」
そんな風に無駄な気を使わない間柄だからこそ、私たちは仲良くやってるんだろうな。と思う。
「でも、普段一人で食べるから、皆で食べてるだけでおいしく感じる。」
それはすごく分かる。
朝から誰かと食事をともにするのが、こんなにも幸せな気分になるなんて、一人暮らしを始めるまで思ってもいなかった。
「あ~!結婚したーい!」
美咲がお箸を握りながら叫んだ。
「相手から探せよ。」
藤木君が冷静につっこんだ。
すると美咲はほっぺたを膨らまして藤木君をにらんだ。
そのうちに二人とも起きてきたので、朝ご飯を用意した。
さっきの事は、とりあえず考えないことにする。
コンビニで買ったご飯とお味噌汁に冷蔵庫にあったお漬物と卵焼き。
手作りは卵焼きのみの手抜き。
それでも立派な朝ご飯だと思う。
「あー。二日酔いの朝にはこれだよね~。」
嬉しそうに美咲はしじみのお味噌汁をすすっている。
「朝が和食は贅沢だよな。」
藤木君もうんうんとうなずいている。
「ほんとはお味噌汁とかも手作りするのが女子力なんだろうね。」
食器だって足りないからご飯だってパックのまんまなのに感動してくれる二人に苦笑する。
「いや、彼女でもないのにそこまでされたらちょっと引くな。」
「あ、分かる。あざといって感じるし、重たいかも。」
そんな風に無駄な気を使わない間柄だからこそ、私たちは仲良くやってるんだろうな。と思う。
「でも、普段一人で食べるから、皆で食べてるだけでおいしく感じる。」
それはすごく分かる。
朝から誰かと食事をともにするのが、こんなにも幸せな気分になるなんて、一人暮らしを始めるまで思ってもいなかった。
「あ~!結婚したーい!」
美咲がお箸を握りながら叫んだ。
「相手から探せよ。」
藤木君が冷静につっこんだ。
すると美咲はほっぺたを膨らまして藤木君をにらんだ。