7日間目の蝉
照りつける太陽、光が水面に反射してキラキラと輝く。
最後のプール授業とゆうこともあって、授業とゆう授業は無くほぼ自由時間だ。

はぁ…。こんな時に水着を忘れるなんて、不幸だ。
宮野は何してるんだろ。

僕はプールの端から端まで宮野を探すが宮野はどこにも居ない。

僕「何やってんだ僕…変態みたいじゃないか…」

俯きながらボソッと1人呟く。なんて虚しいんだろう…

宮野「夏樹くん?隣いい?」

僕「へ?」

顔を上げると、僕と同じく制服を着た宮野が居た。

僕「宮野も見学か?」

宮野「えへへ。うん、私も水着忘れちゃったんだ〜」

あぁ神様、ありがとう。

宮野は、よいしょっと僕と少し距離を空けて座る。

今は水着を忘れて良かった。

宮野「ねぇ夏樹くん。何か悩みでもあるの?」

僕「えっ?いや…ないけど…」

僕「どうしたんだ?」

宮野「夏樹くんね。たまーにだけど、凄く悲しい顔する時あるから…」







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