7日間目の蝉
僕が…悲しい顔…?
心の片隅でまだ怖いと感じてるんだろうか。

きっと無意識に顔に出ているんだろう。それに気づいてくれた事に少し嬉しい。

僕「そ、そうかな?悩みなんて無いけど…」

宮野「そっか!なら良かった〜!」

僕「なんか、ありがとうな宮野。」

宮野「う、うん!」

会話が途切れそうなので次の話題を探していると、運悪く授業の終わりのチャイムが鳴った。

宮野「鳴っちゃったね。もう少し話して居たかったんだけどなぁ〜。」

僕「そうだな……えっ?」

宮野「あ、その、変な意味じゃなくて!夏樹くんとは中学3年生の時からクラスは一緒なのにあんまり喋った事ないな〜って!」

僕「あ、あぁなるほどな!確かにそうだな。」

宮野「わっ、私先行くね!じゃ、じぁね!」

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