7日間目の蝉

感謝の気持ち。

道中何度も自我を失いかけたが、無事宮野を保健室まで運び僕は教室へ戻った。

教室の前へ行くと、3次元目の国語が始まっていた。

宮野の事もあるし、途中で入るのも嫌だし…

僕「サボろうかな…」

教室のドアを開けようと、手を掛けたが入らず僕はサボる事にした。

サボると言ってもどこへ行こうかな…
廊下に立っていると、少し寂しさを感じさせる静かさだ。

行く所も無いので僕は宮野が居る保健室へ戻った。

ガラガラと保健室の扉を開ける。

僕「あれ…先生…居ないのか。」

宮野「っ!?夏樹くん!?」

保健室のベッドを隠すカーテン越しに宮野の声が聞こえる。

僕「宮野〜!大丈夫かー?」

僕はカーテンをシャッっと開けた。

僕「うわっ!?西!?何でいるんだよ?」

西「そんなに驚かなくても…私は大事な雫の様子を見に来たの。」

僕「授業ちゃんと出ろよな。」

西「真白もね。」

僕は返す言葉も無く黙り込んだ。

宮野「夏樹くん…授業出なくていいの?」

僕「1度、サボってみたかったんだよ」

宮野「フフッ(*´꒳`*)ダメだよ?ちゃんとでなきゃ!」

僕「次からはちゃんと出るよ。(か、可愛い…)」

西「……」

僕と宮野が話してる中、スッと西は立ち上がりじゃ、私授業戻るから。と言って宮野に( *˙ω˙*)و グッ!と意味深な合図をして保健室から出て行った。

宮野「……」

僕「…何だったんだ今の…?」

宮野「さ、さぁ〜?」

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