7日間目の蝉

学校が終わって、家に1人でいる時が1番寂しい。

修所でも行こうかな…そんな事を考えた時だった。

ブ〜♪ブ〜♪ブ〜♪と僕のケータイに誰からかメールが届く。

僕「…宮野！？」

宮野からのメールは、終業式が終わったあと西、宮野、修、僕とで近場へ遊びに行き晩御飯を皆で食べよう。と言う誘いの内容だった。

もちろん考える暇もなく、行こう！と返した。

僕「…ん？またメール…」

宮野 それと夏樹くん。言いそびれちゃったけど、プールでの事…助けてくれてありがとう。私、凄く嬉しかったよ。じゃあもう寝るね。また明日〜(*´꒳`*)

しばらく画面を見つめ、早く明日になって欲しい気持ちと1日が終わって欲しくないがぶつかり合い、複雑だ。

宮野……。それにしても寝るの早いな。まだPM:8:00だぞ…

ケータイの画面を消し、そろそろ寝るか。と立ち上がった瞬間、家のインターホンが鳴った。

僕「は〜い！今開けま〜す！」

…宮野？いや…そんな事はないか…でも、もしかしたら…

僕は少し期待に胸を膨らませて階段をリズミカルに降り玄関へ向かった。

ガチャ。玄関を開けると…

修「よぉ！真白〜！ん？なんだそのガッカリした顔…さては、宮野と勘違いしたな〜？( ՞ٹ՞)」

僕「ちっ、違うわ(*｀Д´)ノ！！！」

僕「ってどうしたんだよ？ま、まぁ上がれよ。」

修「おじゃましま〜す！」

修は家に入ると真っ先に母さんの居るリビングへ行き、おばさん！おじゃましま〜す！相変わらずお綺麗ですねぇ！といつものように挨拶をして2階にある僕の部屋へ行く。