7日間目の蝉
僕「…いきなり何だよ…」

西「…2日前、学校の中庭でたまたま聞いちゃったのよ。」

2日前?中庭…?僕は少し考え、僕は息を呑む。

僕「まさか…修との会話か…?」

西「う、うん。」

西「この際ハッキリ言うけど、告白してその後は?もし仮に付き合えてもあなたがすぐに雫を置いて行っちゃうなんて…」

僕「……」

確かに、西の言う通りだ。告白し万が一付き合えたとしても僕はすぐに居なくなってしまう。

取り残される宮野が可哀想だ。
分かってる…分かってるけど…

僕「…僕は…いや、何でもない。」

西「じゃあ私先に行ってるね。」

そう言って西は僕の部屋から出た。
さっきまでは悩みに悩んでいた服も、今ではどうでもいい。

僕は適当に選び集合場所のファミレスへ向かった。
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