7日間目の蝉
そう、さっきから気になっているのは殺気立った視線だ。

言うまでもなく、周りの男子達からのだった。

僕「い、いや…周りからの視線が…。」

宮野だけにしか聞こえないほどの小声で僕は言った。

すると宮野は、気にしなくていいよ!私は嫌じゃないから。と言い、宮野の顔が少し赤くなったような気がした。

宮野に、周りの皆に聞こえそうな程、鼓動が早くなる。
もうこれは、数学の授業なんて頭に入って来ない程に…

そんなこんなで一限目が終わった。

当然、授業なんてこれっぽっちも聞かず、宮野とメアドの交換の事だけを考えていた。

…メアドの交換はしばらくかかりそうだ。
先に、修に7日間しか生きられないって打ち明けよう。


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