最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
あの日の別れを思い出して

ちょっとばかり傷ついてる自分がいる。

けど、それよりも

そんなことにこだわる大麦にびっくりだ。

「えーと、2年と・・3ヶ月だったかな。」

あの時は大麦とこうなるなんて思ってもいなかったから・・

もう人生終わったと思ったよね。

おひとりさまの老後を迎えること決定したと思ったよね。

人生・・

何が起こるかわからないもんだ・・。

「ふーん・・。」

そのふーん、があまりにも子供っぽくて、私はおもわず笑ってしまった。

「何が面白いんだよ。。」

大麦は拗ねたみたいに横目でわたしをちらっと睨んで少しばかり赤くなっている。

「お子さまだねぇ。大麦くんは。」

くすくすと笑うと、大麦は唇を尖らせた。
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