最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
分かってる。

ヤキモチ妬いてんだよ、俺。

あー

こんな恥ずかしいことってない。

こんな・・

見苦しいヤキモチなんか、これまでかつて妬いたことなんかないのに・・。

「大和が悪いんだ。」

おれは絞りだすように言って、ため息をこぼした。

「どうして。」

可愛いからだ。

世界で一番可愛い。

そのしぐさも笑顔も怒った顔も

泣いた顔も

いたずらっぽく微笑む顔も

「俺以外の男が・・」

大和のいろんな顔を知ってるのかって思うと・・

昔のことでも

「・・っだよ・・!」

「え?」

俺はガシガシと髪をかき乱して言った。

「許せないの!大和は、俺のだ!」

ちっせー独占欲・・。
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