最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
「いやぁ、白熱した戦いでしたね。」

「そうねぇ、もう森さんが目でハルくんを殺せるんじゃないかと思ったわ。」

殺意か!

私の目からは殺意が漏れてたってか!

爆笑

ハルは相当満足してないみたいだけど

仕方ないと思います。

「じゃあ、次は俺の番だな。」

大麦は腕をまくって、やる気満々だ。

「はーい、じゃあはじめますよ!」

大麦と向かい合って、私はふうとため息をついた。

大麦は、ふっと微笑んで囁いた。

「余計なこと考えずに俺のことだけ見てろよ。」

って。

うーっそういうことを・・・

日下部さんと柳生さんがきゃあきゃあ言ってる。

「おい、ズルいぞ、そういうのナシだって言ってんだろ!」

「あーはいはい。」

大麦は肩をすくめて返事すると、チロっと舌を出した。

かわいいよね・・そういうとこ。
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