最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
そういう健康面の良い名字ってのが、この感情表現豊かな目力にも現れて・・

いやいや

だから・・

「ぴーっ、はい終了!」

私はへたりとその場に座り込んだ。

はーーーーっ疲労した・・・。

「あーん、所長、目力だけで妊娠しそうでしたー!」

「無駄にフェロモンだけは強いんだから。」

「どうも。お褒めに預かりまして。」

褒めてるのか?

それは褒めてるのか???

「大丈夫か?」

あんたが腰砕けにさせたんでしょーが!!

「くすくす」

大麦はくすぐるみたいに微笑んで私の体を抱き上げた。

結果は・・

目で見るよりも明らか・・だ。

「1回戦は所長の勝ちですね。」

ハルは苦虫を噛んだみたいな顔をしているけどね。
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