最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
壁に手をついて大和を見下ろすと、あの時のことが鮮明に思い出すされた。

そんな独りよがりなヤロウのことなんて忘れて・・さっさと次の恋でも探せばいいだろ?

そこそこ可愛い顔してるし

もう若くないって嘆いてるほど、歳とっては見えない。

俺の7つ下?

そうは到底見えない。

恋に不慣れで

愛に溺れて

いつもいつも苦しんでる姿しかここでは見たことがなかった。

だから・・

「大和・・。」

そう囁くと、斜め下で大和が恐々と顔を上げた。

真っ赤な顔で俺を見上げてる。

「俺が」

「・・うん?」

俺はそっと耳元まで唇を寄せて言った。

「これからは俺がうんと可愛がってやる。」

前後の文章がないと、危ない発言にしか思えないな。

っていうか、前後の文章があったところで・・か。
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