最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
あれほど、したいと望んでいた結婚を、交際(それもお試し期間)一週間で望まれて・・

全てが夢みたいで

信じられないのは私の方だ。

私は大麦を見上げてじっとその顔を見つめた。

「ん?」

大麦は微笑んで首をかしげる。

私もー好きだ。

この人のことを。

この人の全部をー。

「もう逃げない・・から。」

大麦は、ああ、と苦笑してうんとうなづいた。

「お願いします。」

うん、お願いしますー

結婚・・

「一生幸せにするから。」

ほんと、幸せにしてくれそう。

「うん、信じてマス。」

大麦は幸福そうに微笑んで、私の頬に口付けた。

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