最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
いや、おかしくないし

普通だし

むしろ、私じゃなく愛のモンスターと化しているそちら方のがおかしいし!

「で、お試し期間?よくそんなの付き合ってくれましたよねぇ。」

「そうなのよ、きとくなヒトよねぇ、大麦くんって。」

・・確かに

あのお試し期間は、よく付き合ってくれたと・・思うわよ。

子供でもあるまいし?

けど

そのお試し期間中にも結構手は出されてたと思うし・・

キ・・キスとか、そういうのはもう普通というか・・

「所長って目がセクシーですよねぇ。なんっていうの?女を腰砕けにさせる色気っていうんですか、そういうのに溢れてますよねぇ。」

「そうそう無駄にフェロモン撒き散らしてるからね。あれでその気でもない女まで毒牙にかけ・・。」

柳生さんは、あ、余計なことまで言った、みたいに言葉を止めて唇を舐めた。
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