最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
お店の中でなんて暴言を繰り出す私を柳生さんと日下部さんが、そそくさと店の外へ連れ出す。

「1回ヤったら欲望を抑えられなくなったから・・小芋女を口説いてるってわけ?」

私が好きって言いながら

愛してるって言いながら

手に入れたらもうどうでも良くなる

そりゃ・・

大麦を引き止められるような肉体じゃないし

自慢できるようなところがあるとは

言えないけど

「小芋女は口説いてねぇよ。」

大麦はふっと笑って言った。

「言ったじゃん、もうタガが外れたから抑えが効かないって!」

結局、大麦の本気ってのは

手に入らないと思うからこその本気だった・・

ってことだ。

私なんかじゃ満足できるわけがない

そんなことは

分かってたことだ。。。
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