最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
けど・・

私だって傷つくし

歩道で仁王立ちになった私は電話の向こうにいるバカ男に向かい指を立てた。

「ちょっとばっかりエッチが上手だと思って、調子に乗ってんじゃないわよ!」

電話口の向こうがシーンと静まり返ってる。

・・失言だった?

公衆の面前でなんてこと言ってんだって話?

その静けさに私の頭もちょっとばっかり冷静になっていく。

「えっと・・その・・」

大麦は、ふうんと言って、続けた。

「そんなに良かったんだ?俺とのセックス。」

それは・・

まぁ確かに

ハルとは比べものにならないくらいには良かったっていうか

激しかったというか・・

もはや、猛獣にくらいつかれたうさぎレベルというか・・
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