最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
信じることができたらラクだ。

だけど・・

「・・1回したからって彼女ヅラして嫌われたくないの。」

私はようやく真実を口にした。

大麦ははっと乾いた笑いを返して言った。

「しろよ、彼女ヅラ。俺はされたい。」

「ずっと一緒にいて。どこにもいかないで。どの女の子のことも見ないで、私だけになって。そんなバカみたいなこと言いたくない・・。」

「何でだよ、俺は言われたい。」

「そんなの・・最初だけじゃない・・。」

知ってる。

愛し合ってる二人だけの世界でいられるのは最初だけ。

付き合い始めて3週間が良いところ

情熱は続かない

愛なんて永遠じゃない

「俺、こう見えて一途だから。永遠に大和を愛し続ける自信はあるけど?」

「どの口が言ってんの。」

私は失笑した。
< 69 / 190 >

この作品をシェア

pagetop