最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
私は、顔を両手で覆ったまま小さくうなづいた。

迷ってることとか

悩んでることとか

こういう瞬間は、全部嘘みたいに消える。

なのに、次の瞬間にはまた迷路の中に落ちてしまうんだ。

どうしてなんだろう

なんで信じられないんだろう

大麦みたいに心底私だけを愛してくれる人、他にはいない。

いるわけがない。

結婚・・・?

する、なら、絶対に大麦以外とは・・

あーーーもう・・

自分で自分がわからない

どうして、私は素直になれないんだろう・・
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