最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
如月弥生。

あれで、とりあえず今は何も出てきてはいない。

・・ん?

とりあえず、とか私・・

やっぱまだ、疑ってるのかな・・?

「もーそんなに心配ならサッサと公表して、籍入れるなりなんなり自分のものだってもっと誇張したらいいじゃないの。」

・・・

「そういうのは・・。」

「大麦くんなら嫌がらないわよ?きっと、喜んで首輪はめてくれるんじゃない?」

だから・・

別に大麦は大きな犬ではなくて・・

「あーそれとも、大麦くんに首輪をされたい方か?」

「もうっ、首輪から離れてくださいよ!」

「なんの話してるんだ?」

私はハッとしてその声の方を振り返った。

柳生さんは気づいていたに違いない。

もう顔がにまついてるもの。

「興味深いな、続きは俺としない?」
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