最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
「大和、結婚しよう。」

もっと思いがけない言葉に私は、思わずはい?と問い返していた。

「もう何回も言ってるけど、俺はお前しか考えられない。絶対に幸せにするから、結婚しよう。」

私の背中は窓にぶつかり、もう後ずさりはできなくなった。

そんでもって、目の前には大麦だ。

もう逃げ場は・・ない。

「えっと・・け、結婚となると・・。その・・。」

「大和もずっと結婚結婚言ってただろ。柊で。」

ああ、そうだった。

ほんとにそうだった。

ハルしかいない

もう次はないって思ってたあの頃

私は酒に飲まれては愚痴ってた。

「あんなやつと結婚するよりは、月とスッポンくらい差があると約束する。」

うん

それは私もそう思うけど・・

だけど・・・・
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