最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
とりあえず、会議室から解放されて

私はすぐさまお手洗いに直行した。

鏡を見たら

案の定

顔が・・

こんなだらけた顔で席に戻ったら

大麦と何かありましたって公言してるようなものじゃないか!

しっかりしろー

私の頬肉っ

「今夜・・・」

鏡に映る自分を見つめて、私は小さく呟いた。

今夜・・

また・・

大麦と・・

その・・・

「ああーっと、こうしちゃいられないっ!」

自分の脳の中で妄想が翼を広げる前に

声を出して思考回路を停止した。

仕事だ

仕事に戻るのだ

(そしたらあっという間に夜が・・)

ってぇぇ!

だから、だからその想像力を止めろ

止めるんだ私!

まるで、そっちのことを楽しみにしてるみたいじゃないのよ!

・・・・
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