最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
大麦は、少し息を上げてる。

けど、ふううと息を吐いて言った。

「どうした?」

どうした、、、



「別に、何も・・。」

「ないわけない、だろ?嫌な電話だった?」

・・

嫌な電話、っていうのかな・・。

待ちに待った電話ってわけではなく

思いにも寄らない電話ってことは間違いない。

けど・・

嫌・・?

「うん・・。」

私は一応うなづいて、それから大麦の目から逃れるみたいに視線をそらした。

だって・・

こんなこと、、

「もしかして・・・昔の男からの電話とか、、、言う?」

ビクッとして、大麦を見上げる。

あ、と思った。

「図星か・・。」

って言われて、私は素直に反応しすぎたんだってことを自覚した。

ごまかさなくちゃー

でも・・どうやって・・
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