もしも、君と。


そんな私を追い掛けてきた亜弥が声をかけてくる。



「真梨恵!何があったの…?!」



「昨日龍也とケンカして…それで…。」



「それでなんでこんな話になるの?」



「私も分かんないよぉ…。」



「今、県外なのに絶対ムリじゃんっ…!」



だんだん視界が滲んできてポタポタと涙が溢れた。



「取り敢えず今度逢いに行くって送ってみたら?」



「うん…。」



しばらくして気持ちが落ち着くと、
龍也にメールを送った。

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