もしも、君と。
それから数日後、
龍也から一通のメールがきた。
『俺も真梨恵と出逢えて幸せだったし、
好きになってよかったよ。
自分勝手でごめん…ありがとう、真梨恵。』
“好き”という文字に胸がキュンとして、
私はまだ龍也の事が大好きなんだと実感する。
キズが癒えるまでは、まだ時間かかりそう。
だけど、きっと立ち直れるよね━━━…?
高校3年生になる前の
1年という長いような短いような
龍也との恋はこうして終わりを告げた。