もしも、君と。


必死に登ること25分。



やっと坂の上まで到着した。



「マムシ坂、やっと終わったねー!」



「はぁ━━っ!疲れたぁ!」



ここからはひたすら山道。



周りを見渡しても道と木々だけ。
所々、古びた建物や田んぼもあるけど。



途中で何箇所か先生や体調不良で
不参加の生徒達がいる関門で
ハンコウをカードに押してもらい先へ進む。



歩きながら携帯で流している音楽が途切れ、
着信音に変わる。

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