もしも、君と。


━着信:龍也━



「あっ♪龍也から電話だぁ~♪」



「ラブコールかぁ~いいなぁ~♪」



亜弥が羨んでる隣で
通話ボタンを押して耳に当てる。



「龍也~♪どぉしたの?授業は~?」



『今、屋上でサボり中。
真梨恵は強歩頑張ってるかー?』



「うんっ!既にめっちゃ足痛いけど、
亜弥と頑張ってるよぉ~♪
お菓子食べながらっ!」



『そうかー、偉いぞー…っておいっ!
ははっ、真面目に歩けよー。
ってか、お菓子ばっか食べてると太るぞー!』



「うっ…!今日は運動してるからいいんだも~ん!」

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