BAND Girl&Boy
「チューニングずれてる。」


「えっ。」

矢野時也…嫌な感じぃ!

「貸してみ?ほら、これで良い音でるよ。」

「あっほんとだぁ!ありがと」

「いえいえ。」


「わぁ‥矢野くんだ」

「ん?」

「あいつすげーんだよ。」

友達の瑠奈が、少し震えながらこたえた。



「なんで?」

「ギターしながら、サッカーもして‥‥それでも成績優秀凄いよね」


「えっ!?サッカー部!??怖っ。」


矢野時也恐るべし。

チューニングを合わせて
自分の練習をモクモクとしていた。

横顔が美しい…


そして私達は、新クラスに行った。


矢野時也と同じだった。


彼の周りにはいつも人がたくさんいた。



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