BAND Girl&Boy
ギターを持って、作詞をしていた。

みんなの性格を見て作っているよう…。まぁ私は仲良くなんて…

そう諦めて、席につこうとした。


「名前、なんだったけ?」
なんと、矢野時也だった。


「海崎和子ですけど…」

「OK、よろしくね。海崎さん」

愛嬌がある笑顔。
少しキュンとしてしまった。



次の朝も。


「おはよう、海崎さん」

「えっあ、おはよう」

音楽室へ足を運ぶ私。
今日は二人きり‥

「海崎さんの歌、作ろうかなぁ」

「えっ、恥ずかしいよ!やめて」

「なーに、いいじゃーん」


話しやすいな。
自然と私も笑みがこぼれる。

「ここのコードってなんだ…」

「貸してみ?」

かっ、顔近い‥





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