復讐
案の定、サヤがお父さんとバージンロードを歩く所を見ただけでナガツカは号泣していた。
でも、それほどサヤは綺麗だった。
純白のドレスがこれほどまでに似合うかというぐらい。
披露宴でのケーキ入刀、ファーストバイト、両親への手紙。
俺はほとんど写真を撮らないのでスマホの中には残っていないが、
頭の中で鮮明に覚えている。
サヤの幸せそうな笑顔を。
絶対に許さない。
サカグチ マサムネを絶対に許さない。
危険ドラッグで精神鑑定だろうが知ったことでは無い。
裁判なんて待っていられない。
必ずこの手で復讐する。
第1章 完