お前だけが欲しくて


宮園と一緒にいるのが嫌で、私はお酒をたくさん飲んで、現実から逃げる


すると段々眠くなってしまい、私は意識を手放した



フワフワする

「……凛」

「絢斗?……大好き」


私は目を開けないまま、微睡みの中で絢斗に抱きついた





次の日、目を覚ますと知らない部屋の天井がめに入った


……ここ、どこ?


そう思って、起き上がろうとすると、誰かの腕がお腹に絡まっていて動けない


「絢斗?……離して?」

「ククッ……俺は絢斗じゃねぇよ」


その声を聞いたとき、頭の中が真っ白になった

私の予想がはずれることを願って、後ろを振り返る

するとそこには、妖艶に微笑んだ宮園がいた





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