支配人との恋(仮)
今日は俺のバースデーイベント。
店内はいつもより混雑している。
「幸、誕生日プレゼント!」
そう言って、高級店の袋を渡してくれる。
「ありがとう。」
俺の客はキャバ嬢や、社長令嬢、はたまた社長夫人など幅広い。
この地位に上り詰めるために、当然枕営業も行って来た。
彼女なんてものはここ数年いない。
できたとしても、俺の仕事を理解してもらえずすぐ別れるを繰り返していた。
そんなやりとりに疲れた俺は、もう恋なんてしないと思っていた。