支配人との恋(仮)
今はキャバ嬢の席で、シャンパンコールをしている最中。
「はいかんぱーい!」
「幸おめでとー!」
今日何度目かわからないシャンパンコール。
お客様がこうやって俺を祝ってくれるから、今の俺がいるといっても過言ではない。
「幸さん、受付に幸さんのこと呼んでる女性がいらっしゃってるんですけど…」
「俺?もしかして本名言ってた?」
「あ、はい。」
来た来た。
俺は客に一言告げ、受付に向かう。