支配人との恋(仮)





新宿歌舞伎町店なだけあって、夜のお仕事の町にある店。



周りにはホストだったり、キャバ嬢だったり、夜の人達がたくさん通っている。



なので、必然的に私も客の1人と勘違いされキャッチに声をかけられることもよくある。




別に経験がないとか、男に免疫がないとかそういうことではなく、興味のない人から声をかけられるのが面倒くさいのだ。






今日も滞りなく営業が終わり、店を閉める。




「堂本さんお疲れ様でーす!」


「あ、お疲れ様。ありがとう。」




バイトの子が帰っていく。



一応社員の私は、最後の見回りをし、鍵を閉める。




< 4 / 84 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop