君との距離5cm







「ひよ〜今日放課後付き合って」


伊織と放課後遊びにいく約束をした。

伊織とはあれからどんどん仲良くなって今では毎日一緒にいるほど。


校外学習もあっとゆう間に明日。


今日は校外学習での自由行動の時の服を一緒に見に行くつもり。



男の人は相変わらず好きじゃないけど、
長谷川くんとは普通に話せる様になった。

結城くんとも少しずつだけど話す様になり、
前ほど興味なさげな顔もされなくなった。


あおとの関係も相変わらず続いていて、
夜の不安、恐怖、寂しさはあおのおかげで最近は落ちついてきた。



少し前、様子のおかしかったあお。

私も、頭がおかしくなった。


今でもあおといると胸が締め付けられる様な感じになるけど、

なんとなく、それに気づいたらいけない気がして気づかないふりをしている。



あおもあれからおかしな事もなくいつも通りだし、

あの日の事はお互い触れないようにしてた。




「伊織…」

「んー?」


伊織の事とあおの事が本当に1番大切。

この2人がいなかったら今の私はいなかったと思う。


伊織ともこんなに仲良くなれるなんて思ってなかった。

友達なんて、所詮最後は離れていくものだと思ってたから。


でも……
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