君との距離5cm



"日和〜"


ーーーっ、

嫌だ、気持ち悪い、怖い、、、



「白石?大丈夫か?」


でも、この人はお父さんじゃない。

私の大切な友達だ。



「日和って呼んでいいよ、海里」

「ーーーっ!!……ゃべーだろ……」

「ん?今なんか言った?」


なんか言った様な気がしたけど、気のせいか。


「…日和、よろしくな」



それに、ひよって呼ぶのは伊織とあおだけでいいから。





「………なにしてんの」

へ、この声

「あお?」


あ。もうマンションの前だったんだ。



「あお、ただいま」

「……今日は伊織とでかけるって聞いてたんだけど」


いつもよりも何トーンか低い声。


「ぇっと…伊織と出かけてたよ!
でも長谷川くんと海里も一緒に行く事になったんだ」
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