始まりのラピスラズリ


手を放した舞子は、そんな私を見て笑いながら続ける。


「あはは、なんで今さら赤くなってるのよ」


「だ、だって…」


「悠久先輩が、誘ってくれたんでしょ?」


「う、うん……」


私は、3日前に先輩から言われたことを思い出す。

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