始まりのラピスラズリ


────────


「時間、少し過ぎちゃった…。
ハル先輩、どこだろう」


手に持っていたケータイの時間を見れば、
待ち合わせ時間を過ぎていた。


待ち合わせ場所に行けば、人混みの中に1人で立つ人が目に入る。


「あっ、ハル先輩!」


私は手を振りながら、壁に背中を預ける先輩の元へ近づいて行った。

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