始まりのラピスラズリ
『…ハルくんっ!』
『ん…?何、アオ?』
約束をした後、振り返れば、目元を赤くしたアオがこっちに何かを出していた。
『これは…?』
それは、キラキラと光る1つの小さな石。
鮮やかな深い青色のそれは、アオのイメージにぴったりだった。
俺がそれを受け取ると、アオは俺の顔をしっかりと見てくる。
『それね、アオの1番大事なものなの!
マコくんがアオのお誕生日にくれた宝石!』
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