始まりのラピスラズリ


その少し右横に視線を流せば、そこには
゙和装カフェ・ホール担当゙と書かれていた。


私が接客をするっていうこと…?
でも、和装カフェって……。


状況についていけず困惑していると、前に座っていた舞子が私の方を振り向く。


「…愛生、今の説明聞いてなかったでしょ?」


「うっ…、はい…」


私が素直に返事をすれば、舞子はやれやれというような顔で私を見た。

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