始まりのラピスラズリ
「それ、いいですね。
コスプレは置いとくだけで個人に着てもらえばいいし、撮影だけでお金が貰えるなんて楽ですね」
舞子の言葉にハル先輩も頷く。
「スタッフの人数もそんないらないし、コスプレは安くレンタル出来たからな。
時間がかかるのは撮影用の背景作りだけ」
「まぁ、本番はスタッフ何人か客寄せのためにコスプレするんだけどな。
俺もその1人」
「え、勇人先輩、コスプレするんですか?」
「おーよ。今んとこは海賊のコスプレすることになってる」
勇人先輩がコスプレ……。
ってことは、もしかして…。